中国株の下落続く、「悪循環」との指摘も-当局は冷静保つよう促す
中国株の下落続く、「悪循環」との指摘も-当局は冷静保つよう促す
Bloomberg News
2018年6月20日 13:59 JST
→上海総合指数は一時、1.2%安-その後、下げ幅縮小
→米中の貿易を巡る紆余曲折がセンチメントの重しになり続ける可能性
20日の中国株式相場は下落。前日大きく売られた流れが続いている。米国が引き続き追加関税を課す方針を示したことから、中国当局は市場の動揺を抑えるため冷静さを保つよう呼び掛けた。
上海総合指数は一時、前日比1.2%安となった。その後、下げ幅は縮小した。
チャイナ・ビジョン・キャピタル・マネジメントの孫建波社長(北京在勤)は「米中間の貿易を巡る紆余曲折(うよきょくせつ)がセンチメントの重しになり続ける可能性があり、相場はまだ底を打っていない」との見方を示し、「株安が投資家にレバレッジ縮小を促し、それがさらなる株安を招くことになる。悪循環だ」と述べた。
中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁は同行ウェブサイトに19日遅く掲載された中国紙、上海証券報とのインタビューで、政策当局は外部からの衝撃に備えており、投資家は理性的な対応をすべきだと促した。同日の本土株急落に対応した。
原題:Chinese Stocks Extend Slump as Authorities Appeal for Calm(抜粋)
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