スタートトゥデイ、男性用ビジネススーツに参入-関連企業の株価に影響
スタートトゥデイ、男性用ビジネススーツに参入-関連企業の株価に影響
高橋舞子、Lisa Du
Bloomberg 2018年7月3日 14:16 JST
→フルオーダースーツとシャツのセット、当初は2万4800円
→青山商事やAOKIHの株価下落、編み機製造の島精機株は急騰
スタートトゥデイの前沢友作社長は3日、プライベートブランドで男性用のビジネススーツやドレスシャツの販売を同日午後6時から開始すると発表した。8月上旬にはネクタイも販売するという。
スーツは採寸用の「ゾゾスーツ」を使って消費者の体形に合わせるフルオーダーとなり、中国で製造する。同氏は3日までに55万3179着のゾゾスーツを発送したことも明らかにした。当初はスーツとシャツをセットで「お試し価格」の2万4800円で販売する。スーツ単体の通常価格は3万9900円。
この発表を受けてスタートTの株価は一時前日比5.2%高の4130円まで上昇。スーツ販売で競合する青山商事の株価は7.8%安、AOKIホールディングスの株価は9.2%安となった。
前沢氏は、一部の製品に縫い目のないニット製品を製造できることで知られる島精機製作所の編み機「ホールガーメント」を使用することも明らかにした。これが伝えられると、島精機の株価は急騰。16%高と14カ月ぶりの日中上昇率となった。
前沢氏はまた、衣料品通販サイト「ゾゾタウン」の事業を72の国と地域で開始し、これにあわせて世界の10万人に無償でゾゾスーツやTシャツなどを提供する計画を明らかにした。
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