英EU離脱合意、造反組が最後に議会で否決も-首相退陣か選挙の公算
英EU離脱合意、造反組が最後に議会で否決も-首相退陣か選挙の公算
Tim Ross、Robert Hutton、Kitty Donaldson
Bloomberg 2018年7月11日 16:13 JST
→欧州懐疑派は政府が議会に諮る際に否決する選択肢しかないと関係者
→その場合英国は全体的な合意がないままEU離脱に向かうことになる
メイ英首相は、欧州連合(EU)との緊密な貿易パートナーシップを離脱後も維持する首相の方針に抗議して閣僚2人が辞任したにもかかわらず、自らの離脱プランを推進しようとしている。
与党保守党の複数のシニアメンバーが匿名を条件に語ったところでは、より強硬な離脱を望む欧州懐疑派には、離脱交渉の合意承認を政府が議会に諮る段階で否決する選択肢しか残されていない。
EU離脱の最終合意成立を造反組が阻止した場合、その直後の混乱状態で次に何が起きるかは見通せない。英国は全体的な合意がないままEU離脱に向かうことになり、メイ首相が退陣を余儀なくされるか、総選挙の実施もあり得るだろう。
原題:U.K. Tory Rebels Are Said to Weigh Veto of May’s Brexit Deal(抜粋)
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