【米国株】S&Pが小反落、ハイテク軟調-原油急落
【米国株】S&Pが小反落、ハイテク軟調-原油急落
Sarah Ponczek
Bloomberg 2018年7月17日 5:49 JST 更新日時 2018年7月17日 6:10 JST
→テスラやエネルギー関連株が下落し、金融株の上昇分を相殺
→WTI原油は4%超える下げ、バレル当たり70ドル割り込む
16日の米株式市場ではS&P500種株価指数が小反落。貿易摩擦を意識しつつ企業決算の評価が進められる中、テクノロジー株の下げが目立った。米国債は長期債を中心に下落した。
・米国株はS&P500が小反落、ハイテク株振るわず-ダウは小幅高
・米国債は下落、長期債中心に-10年債利回り2.85%
・NY原油は大幅反落、サウジや米の供給増えるとの見方で
・NY金は続落、年初来安値の1オンス=1239.70ドルで終了
テスラやハズブロ、ディッシュ・ネットワークの下げが響き、ナスダック100指数は3営業日ぶりに低下。エネルギー株の下げがバンク・オブ・アメリカなど銀行株の上昇分を消す展開の中、S&P500種は節目の2800ポイント近辺で推移した。
S&P500種株価指数は前週末比0.1%安の2798.43。ダウ工業株30種平均は44.95ドル(0.2%)高の25064.36ドル。ニューヨーク時間午後4時40分現在、米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.85%。
ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は大幅反落。サウジアラビアが一部アジア諸国に対し、契約内容を超える追加の原油供給を提案しているとの関係者談が報じられた。トランプ米政権が戦略石油備蓄の取り崩しを検討していると前週末伝わったことも相場を圧迫した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は2.95ドル(4.2%)安の1バレル=68.06ドル。ロンドンICEの北海ブレント9月限は3.49ドル安の71.84ドル。
ニューヨーク金先物相場は続落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.1%安の1オンス=1239.70ドルと、年初来安値で終了。
米国債は幅広い年限において下落。ただ、米国株および原油相場の下落を受けて後半には下げ幅を縮めた。5年債と30年債の利回り差は拡大した。
原題:Tech Stocks Decline; Treasuries, Dollar Slump: Markets Wrap(抜粋)
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