米朝首脳会談、米国民の半数以上が「満足」 CNN世論調査
米朝首脳会談、米国民の半数以上が「満足」 CNN世論調査
CNN 2018.06.20 Wed posted at 19:51 JST
(CNN) 今月12日に実施された米朝首脳会談に米国人の半数以上が満足していることが、最新のCNN世論調査でこのほど明らかになった。
調査はCNNの委託を受けて世論調査会社SSRSが実施し、結果が19日に発表された。
それによると、米朝会談には全体の52%が「満足している」、36%が「不満」と答えた。共和党支持者の85%、民主党支持者の28%、無党派層の52%が「満足」と回答した。
会談の結果については、3分の1以上が米国にとって大きな成果があったとの評価を下した。大きくはないが成果はあったとの答えは29%、成果が全くなかったとの答えは27%だった。
2013年にシリア政府が化学兵器の国際管理を受け入れた時の世論調査では、同様の質問に対して51%が「大きな成果」との見方を示していた。
トランプ大統領の北朝鮮への対応を支持する人の割合は、先月から5ポイント下がって48%。同氏の経済政策を支持すると答えた49%の数字とほぼ並んでいる。共和党支持者の86%が北朝鮮への対応を支持すると答えたのに対し、民主党では21%、無党派層では約半数の支持にとどまった。
北朝鮮が米国に差し迫った脅威を及ぼしているとの回答は昨年から半減したが、全く脅威でないと断言した人は16%にすぎない。
ポンペオ国務長官が示した見通し通り、北朝鮮の非核化が21年までに大部分達成されると予想する人は38%。北朝鮮が最終的に核兵器やその製造施設を全て廃棄するだろうと答えた人は25%だった。北朝鮮を「長期的な脅威」ととらえる人の割合は、3月時点から7ポイント増えた。
米朝会談でどちらが得をしたかという質問では、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長と答えた人が40%で、トランプ氏の35%をやや上回った。ただし共和党支持者の中では63%がトランプ氏と答えた。
トランプ氏が会談後の記者会見で米韓合同軍事演習の中止を表明したことについては、支持するとの回答が40%、支持しないとの回答が半数近くを占めた。
正恩氏に好感を持っている人は9%にとどまり、78%が好感を持てないと答えた。正恩氏の好感度は14年12月に最低の1%まで落ちていた。
トランプ氏はノーベル賞を受賞するのにふさわしいと答えた人は、全体の22%。大統領としての同氏の仕事ぶりを支持すると答えたグループの中でも、ノーベル賞を取るべきだという意見は54%にとどまった。
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